資格を取る理由「何事にも準備が大切」
2019年12月初旬に, 中国の武漢市で第1例目のコロナウイルス感染者が確認されました。
そして二年後の現在も多大なる影響を与えています。
2019年11月に新たな感染症が流行するなど予想できましたでしょうか。
また2019年12月に二年後にも収まらないと想像していましたでしょうか。
人生は予期せぬ出来事の連続です。そしてその予期せぬ出来事がキャリアに影響を与えます。
では、私たちはどのような対策を取ればいいのでしょうか。
1.準備が大切
皆様はご自宅に防災セット(非常用持ち出し袋)を準備していますか?
防災セットを準備している方が約40%、何かしらの防災グッズを準備している方は約80%以上だと言われています。
では、皆様は今後のキャリアに対して準備をしていますでしょうか。
キャリアも災害と同じく予期せぬ出来事は度々起こります。
失業・倒産などの悪い出来事や、昇進・異動などのチャンス、結婚・出産などの私生活での出来事など種類は様々です。
こうした予期せぬ出来事などに対しても準備が大切です。
次項では「偶然をチャンスに変える」というキャリア論に関する考え方「計画的偶発性理論」のお話をします。
2.計画的偶発性理論とは
「計画的偶発性理論」とは心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって発表されたキャリア理論です。
ビジネスパーソンとして成功した人を調査したところ、そのターニングポイントの8割が、本人の予想しない偶然の出来事だったそうです。
このことがきっかけとなり計画的偶発性理論が発表されました。
予期せぬ出来事は偶然ではありますが、準備をすることや、チャンスの機会が増えるように働きかけることは出来ます。 つまり予期せぬ出来事はチャンスに変えることが出来るという考え方です。 そこで準備方法の1つの例として「資格取得」をご紹介いたします。 では、介護の資格を例に具体的に説明させていただきます。 【介護職ではない人】 一部ではありますが、このようなイメージで準備ができ、予期せぬ出来事をチャンスに変える可能性が作れます。
3.資格取得も準備の1つ
ここまで読んでいただいた方は、予期せぬ出来事への準備の大切さを少しでも感じていただけたとのではないでしょうか。
地震などの災害と同じように起こってしまってからでは手遅れになることもあるのです。
介護職員初任者研修の場合
まず介護初任者研修の資格について簡単にご紹介いたします。
介護初任者研修とは介護を学ぶ全ての人の入門となる資格であり、介護を行う上で必要最低限な知識や技術、考え方を身に着けてもらう資格になります。
では介護職の人、介護職ではない人の2つのパターンに分け、どんな準備になるのか掘り下げていきたいと思います。
資格を持っていない介護職の人が初任者研修を取得した場合は次のように予期せぬ出来事に対し準備することが出来ます。