親の介護でブランクを抱えた人のこれからを考える
高齢の親の介護に専念するためにやむを得ず退職する「介護離職」。この介護離職により、収入が激減したり、介護を終えた後の再就職が難しくなってしまったりする問題が、深刻化しています。そんな中、家庭介護の経験を活かし、訪問介護サービスや老人ホームへ再就職する人が増えているようです。
介護を理由で仕事を辞めた後の再就職活動について
一般企業の採用側は、「親の介護」を理由にブランクがあることに対し、特別な配慮をしてくれることはほとんどありません。むしろ、これからの勤務に支障があるのではないかと思われてしまうことでしょう。また、親の介護で離職された方には年齢が高い方が多く、年齢制限等で思い通りに再就職活動を進められないことも多いようです。
介護の経験を活かして介護職へ再就職
しかし、介護施設では、家庭介護の経験者を歓迎しています。特に、訪問介護事業所やグループホーム、小規模多機能型住宅など、「家庭的」な雰囲気を大切にしている介護事業所で特に需要が高いです。
家庭介護の経験に加えて介護の資格を有していれば、さらに再就職先の選択の幅を広めることができます。はじめて資格取得を目指す人には「介護職員初任者研修」がおすすめ。ヘルス・ケア・サポートハクビの通学コースなら、最短1ヶ月で修了が可能です。土日や平日に集中して学ぶコースや、自宅学習とスクーリングを組み合わせた通信コースも開講されているので、自身のライフスタイルに合った学習方法を選ぶことができます。学校では経験豊富な講師陣による実践に即した授業が行われていますので、自信をもって再就職することがでるはずです。
介護職員初任者研修の修了者は、次に「介護福祉士実務者研修」の受講が必要となります。 この資格は実務経験を積みながら、受講できるシステムになっています。 その後は、実務経験が3年以上になると国家資格である、介護福祉士資格の受験資格を得ることができます。詳細は下記のページをご確認ください。
また、ヘルス・ケア・サポートハクビでは、介護職員初任者研修の他にも介護の入門者に最適な「福祉用具専門相談員」の資格取得に向けた講座も開講されています。車いすや電動ベッドなどの福祉用具の選び方、使用方法について指導、相談を行う専門家として活躍する福祉用具専門相談員は、福祉用具販売店や貸与事業所、ホームセンターの福祉用具販売コーナーでも求められています。家庭介護の経験を活かし、介護する人、される人の心に寄り添ったアドバイスができるからです。ヘルス・ケア・サポートハクビの福祉用具専門相談員講習会、講座の特徴は下記のページをご確認ください。
ヘルス・ケア・サポートハクビの福祉用具専門相談員講習会、講座の特徴
家族の介護を終えた後の再就職は一筋縄ではいきません。今回の記事を参考に、介護職につくのはいかがでしょうか。資格を取得すれば、再就職先の幅が広がりますし、めでたく再就職した後も、介護福祉士やケアマネージャーなどの上級職にキャリアアップする道が開かれます。