介護福祉士国家試験の勉強方法
介護福祉士の国家試験に合格することは、要領よく学習をすれば決して難しいものではありません。中には、働きながら独学で合格を目指す人もいます。
ここでは、介護福祉士の国家試験に独学で挑戦したい方のために勉強方法をご紹介します。
試験勉強はいつから始めるべきか
学習開始時期は、早いに越したことはありません。仕事の関係であまり時間が取れない、記憶力に自信がないという方は1年以上前から、切羽詰まらないとやる気が出ないという方でも、半年前には毎日テキストを読む、問題集を解くなどの基礎学習を始める必要があります。
働きながらだと勉強する時間が確保できないという人がいますが、1日のうちの自由になる時間が全くないという人はほとんどいないと思います。
通勤時間や昼休みなども貴重な学習時間ですし、出勤前に活動をする「朝活」をしても良いでしょう。忙しい毎日の中で作り出す貴重な勉強時間だからこそ、貪欲に学習しようという姿勢になれるはずです。
また介護の仕事に就いている方は、日々の業務と試験問題を関連させて覚えると効率的です。
過去問題・予想問題を活用する
試験に出題されるポイントを効率よく覚えることが、合格への近道です。そのため、介護福祉士国家試験の問題集や、予想問題集などを活用します。学習する際は、次の3点に留意します。
得意科目にばかり集中せず、苦手科目に時間をかける
問題を解く際には解答するだけではなく、なぜそれが正解なのをしっかりと学習する
次々と問題集を変えず、一冊を完全に解ききれるように何度も繰り返す
過去問題・予想問題の選び方
問題集にはそれぞれに特徴がありますので、自分の勉強するスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
介護に関する法律などは頻繁に改定されていますので、必ず最新の参考書を使用してください。
ページ内の端に答えや解説が載っている問題集
長所:通勤、通学、昼休み、待ち合い時間など、いわゆるすきま時間に手軽に学習することができる
短所:回答が見えてしまうので、手で覆うなどの工夫が必要
答えや回答が別冊にまとまっている問題集
長所:一人が答えて、もう一人が解説を読むなどの複数学習に向いている 短所:手軽に答え合わせができない
実技試験の勉強方法について
介護福祉士の取得方法はいくつかあり、実技試験に合格しなければ資格取得が認められないものもあります。実技試験では、テキストどおりの対応が求められるため、自己流の介護を行うと不合格になることがあります。
実技の勉強は独学だけでは限界がありますので、介護福祉士会などが主催する実技試験対策の講習会に参加するなどして、基本を身に着けることをおすすめします。
なお、資格講座や専門学校などで実施される「実務者研修」を受講すると、実技試験は免除されます。ハクビでも実務者研修を開講しており、通信学習を使って通学日数も少なく取得が可能です。